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省エネ計算の広い定義と狭い定義

省エネ計算と言うと、私たちにとって身近なことである家電製品がどのくらい電気を食うかとか、エアコンの温度が影響するとかを思い浮かべますが、本来の省エネ計算というのは建築物のエネルギー消費を抑えようということで公布された建築物省エネ法に基づく計算のことを指します。

これまではどちらかというと、物作りとか運送関係に多くのエネルギーが掛かっており、これをセーブしないとエネルギー枯渇に陥るとして、国を挙げて取り組んできました。

それが一段落した段階で国全般を見渡すと、建築物に関わるものが増加傾向にあることから着手されたものです。

今のところ建築物と言ってもすべてではなく、比較的規模の大きなものが対象となっていますので、広い意味ではこれらの対象物に対する計算ということができます。

しかし国全体から見れば、個別家庭の省エネも大事ですから、それを狭い意味での計算として取り組む必要もあります。

家電製品によるエネルギー消費は、塵も積もれば山となるということですから、エアコン温度、LED化、省エネ製品など、様々な工夫が求められるというわけです。